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認知症デイケア
2016年03月「江別すずらん病院 健康についてのお話と相談」
こんにちは!
認知症疾患医療センター 精神保健福祉士の川岸です。
先日3月24日・25日に、「江別すずらん病院 健康についてのお話と相談」を行ないましたので、そのご報告をしたいと思います!!
この健康相談会も我々なりに試行錯誤しながら9回目を迎えました。
我々新参者の病院が地域の皆さまと共に成長していくためには、「地域の皆さまにまず病院を知っていただかなくては!!」と始まったこの健康相談会。
開院した早5年目…せっかく病院で行うのだから、医療者側の知識や経験をもっと地域に貢献させたい!!ということで、この度プチ講演会と認知症デイケアの内覧会を合わせたハイブリッドな形で行なってみることとしました。
1日目は当院の認知症デイケアの大島看護師より「もの忘れと認知症の違い~具体的事例を通して~」と認知症予防体操を行いました。
認知症の基本的な症状について、またどのようなことが生活の中で支障になってくるのかということなど具体的な事例を通してお話し、その後認知症予防体操を行いました。
運動は認知症予防に効果があると言われていますが、足踏みをしながら数字を
「いち、にー、さん、しー」
→「ひー、ふー、みー、よー」
→「ワン、ツー、スリー、フォー」と声に出して体操しました。身体と頭を同時に動かすので大変でしたが、みなさん楽しく汗をかきました(*^_^*)
2日目は「高齢者の食事」ということで木下管理栄養士と藤崎副看護部長のからお話をさせていただきました。
「おいしいな」と思って食べ続けられることは生きる喜びにもなりますよね。
管理栄養士からは高齢者に不足しがちな栄養素やその効果的な摂取の仕方を教わりました。
看護師からは食事における喉や口腔内の運動について教わり、実際に自宅でできるような舌の運動を行いました。みなさん自宅で継続しているでしょうか??
プチ講演会の後には4月1日にオープンを致しました「認知症デイケア すずらん」の見学会も行いました。
作業療法士からプログラムについての詳しいレクチャーがあり…
看護師が実際にお風呂に入って利用の仕方についてお話したり…
多くの方に“認知症デイケア”がどのようなものなのか知っていただくことができました。
健康相談会では個別に「自分がどれだけの食事量を摂ったらよいのか」や「入院するとどれくらいの費用がかかるのか」などについてお話を致しました。
当院では健康相談会に限らず、家族相談や受診相談を行なっていますので、まずはお気軽にお電話くださいね♪
2日間通して29名の方にお越しいただき、病院や健康について知っていただくことができました。企画した我々も「やってみてよかったね♪」と感じております。
アンケート結果では認知症全般に関わることやうつ病についての関心が高く、またお話を聞いてみたいとのご意見もありました。
地域の皆さまのご要望にお応えするべく、秋にも健康についてのお話と相談会を行なう予定ですので、当院にいらっしゃったことのない方もぜひお気軽にお越しくださいね。お待ちしていま~す!!!!
(文・写真: 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士 川岸聡美)