コラム

コラム2024年04月「12ページ」

 毎年恒例の航海日誌、その12ページ目となった令和5年度を振り返ってみよう。

 一言で表すならコロナ禍からの脱出。もちろんまだウイルスは存在しており気を付けねばならないが、これまでのように患者さんや職員に感染者が出る度に動揺することは少なくなった。作業療法・デイケア・依存症勉強会といった集団療法もストレス少なく開催できるようになり、出張やリアル講演の仕事も増加、久しぶりに法人全体での忘年会も行なうことができた。

 完全なコロナ禍脱出にはもう少し時間がかかりそうだがまずは片足外に出た令和5年度。新年度はもう片足も外に出していかねばならない。またそれで満足せず、むしろそこからが再スタート。江別の本院、そして美唄・北広島・福岡の3つのサテライトクリニック。向かうべき新たな海はどこへあるのか。

 ちなみに法人10周年を記念して創刊された書籍『こころばかりの医療ですが』、なんと視覚障害の方でもお楽しみいただけるサピエ図書に登録された。心の医療に携わる職員がそれぞれの立場で素直な思いを綴ったエッセイ集。音声でも楽しめるようになったのは誠に有難い話である。

(文:クルー)

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