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コラム2022年08月「夏祭り2022 in 病棟(後編)」
ベル(中央):皆さんこんにちは!ベルです!
マリー(右):マリーです!
コンバ(左):コンバだよ。
ベル:前編に引き続き、今回も病棟で行われた夏祭りの模様をお届けします!
マリー:今回は4階病棟と5階病棟ね。
コンバ:どんな写真が見られるか楽しみだ。
ベル:では、4階病棟からご覧ください!
コンバ:おぉー。
マリー:ヨーヨー釣りね。
ベル:4階病棟と5階病棟は比較的年齢の高い方が多く入院されている病棟なんだ。
マリー:正直、大人になったらヨーヨーを釣るなんて機会があまり無くなるかもしれないけど、こうして職員が準備したものに関心を持っていただけるのはありがたいわね。
コンバ:懐かしいと思っていただける方もいらっしゃると良いけどなぁ。
ベル:患者様それぞれにたどってきた人生がおありだと思うから、感じ方も様々だとは思うけれど、子供の頃の記憶を思い出したり、お子さんやお孫さんとの思い出なんかにも触れられると、脳機能に刺激も与えられるし、気分転換にもなると思うんだ。
マリー:単純にヨーヨー釣りを楽しんでいただけるだけでも、職員は嬉しいわよね。
コンバ:そして、ヨーヨー釣りって意外と難しいよね。前編に引き続き、ヨーヨー釣りの道具は工夫されているけれど。
ベル:ヨーヨーの向きや形を見極めて、小さな輪ゴムの輪にフックをかけるっていう作業が、意外と認知機能の訓練にもなったりして…。
マリー:楽しんでいるうちにリハビリになっていたっていうヤツね!
コンバ:うーん、難しいことはいいんじゃないか。次にいこう。
マリー:これはまた別の患者様ね。
ベル:残念ながら表情をお見せすることはできないけど、とても良い表情をされているよ。
コンバ:楽しんでいただけているようでなによりだね。
マリー:一緒に写っている職員はOT303号ね。
ベル:フェイスガードをしなければならない状況なのが残念だけど、こうして感染対策をしながらでも夏祭りを実施できて良かったよ。
コンバ:将来的には、コロナが流行ったこともあったよねーって言えるぐらい収束していればいいんだけどなぁ。
マリー:そうねぇ。
コンバ:これは、アイスを召し上がっているのかな?
ベル:正確に言うと、溶けないアイス風デザートだよ。
マリー:そんなのもあるのね。
ベル:基本的には冷やして食べるけど、多少時間がかかっても溶けないから安心して召し上がっていただけるんだ。溶けないって言っても全く溶けないわけではないから、口に入れるとトロリと溶けるよ。
マリー:味はどうなのよ?
ベル:食べてみた感じは、普通のバニラアイスと全然変わらない。程よい甘さで美味しいよ。
コンバ:そうなんだ。
ベル:どうしてもベッドから離れるのが難しい方にも召し上がっていただきました。
マリー:アイスは年齢を問わず人気よね。
コンバ:僕はアイスならいついかなる時でも食べられる。
マリー:食いしん坊ねぇ。
ベル:いや確かに、ご高齢になったり病気の影響で食への関心が薄まる患者様もいらっしゃるんだけど、こういうものなら食べられる方も中にはいらっしゃるんだ。こういうものでもいいから少しでも栄養を摂っていただきたい患者様とか、こういうものをきっかけに食への関心を取り戻していただきたい患者様には有効な取り組みなのかもしれない。
マリー:食べるって美味しい、楽しい、嬉しいっていう感覚が取り戻されるといいわよね。
コンバ:僕は食への関心が無くなることはあるんだろうか。
マリー:知るかいな。
ベル:ここまで4階病棟の様子を見ていただきました。ここからは5階病棟!
ベル:夏祭りといえばヨーヨー釣りなんだね。
コンバ:これはまさに、獲っ――
マリー:やめなさい。
ベル:この日は夏祭りと一緒に、誕生月の方のお祝いもしたんだ。
マリー:右手側に「おめでとうございます」みたいな文字が見えるのはそのためね。
コンバ:誕生月のお祝いは夏祭りと関係なく定期的に行われているよね。
ベル:そうだね。自分の生年月日は記憶として残っていることが多いけど、入院生活も長くなってくると月日の感覚が薄れてきて、今日が何月何日なのかがわからなくなってくることがあるんだ。こういうのをきっかけに今が何月なのかとか、季節や時間の流れを確認できると思うんだよね。
コンバ:1年経ったのかぁー、とか?
マリー:まぁ、単純に誕生日を祝ってもらえると嬉しいわよね。
ベル:ベッドから離れるのが難しい方のお祝いもしたんだね。
マリー:表情をお見せできないのは残念だけど、素敵な笑顔をされているわ。
コンバ:首周りの飾りは誕生月の方につけていただいているものだね。
ベル:ヨーヨーも見ていただいて。
コンバ:もう笑うしかないかもしれないね。
マリー:これも、溶けないアイス風デザートね!
ベル:そうだね。やっぱりアイスは人気だね。
コンバ:この時は8月だったしね。冷たいものは美味しいよ、やっぱり。
ベル:はっぴも着ていただいて。
マリー:はっぴって何色あるの?
ベル:後から買い足したものもあるからなぁ。7種類ぐらいかな?
コンバ:都度クリーニングにも出すから、おのずと数は増えていくよね。
マリー:大体どの病棟もデイケアも、同じような時期に夏祭りを実施するものね。
ベル:ちょっとしたものかもしれないけど、季節のものを身に着けるのも刺激になるかもしれないよね。
ベル:アイスも召し上がっていただいて、OKいただきました。
マリー:良かった良かった。
コンバ:楽しんでいただけたかなぁ。
ベル:まだまだご紹介したい写真はたくさんあったんだけど、本当にすごい数の写真があったので、今回はこの辺で。
マリー:カメラもデジタルになってから、フィルム数を気にしなくてよくなったから、とにかく数を撮ってしまうわね。
コンバ:それだけ写真に残したいと思う瞬間がたくさんあるってことだね。
ベル:ということで、今年度の病棟の夏祭り、いかがでしたでしょうか。
マリー:なかなか写真だけでは伝わらない部分もあったと思うけど、とにかく患者様に楽しんでいただけたようで良かったわ。
コンバ:最近は世間も少しずつコロナ対策に慣れてきた印象があるよね。
ベル:そうだね。これまで実施を見合わせていたイベントも少しずつ再開されてきているような気がするね。
マリー:もちろん感染対策は引き続きしっかりするけど、またこうして行事が行えたら皆さんにお伝えしたいと思います。
コンバ:僕たちも健康でいようね。
ベル:そうだね。このコラムをご覧になっている方もお気をつけて!
マリー:それでは、またお会いしましょう!
ベル・マリー・コンバ:さようならー!
(写真・文:リハビリテーション課)