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コラム2022年04月「★10周年記念誌PR企画★ 第2回 制作過程」
この度、我々『医療法人 風のすずらん会』は、10周年を記念して書籍を発刊することとなりました。このホームページでも連動企画としてプロモーションしていきます。今回は本書がどのように制作されたのかをご紹介致します。
■制作過程
2020年某日、コロナ時代の始まりに患者さんもスタッフも不安と戸惑いを感じていた頃、伊藤理事長の招集により有志の職員が集った。そこで発表されたのが法人の10周年を記念した書籍の発刊である。理事長の示したコンセプトは「読んでいて面白い本」、つまりありきたりで退屈な記念誌ではなくちゃんと読み物として成立する本にするということだ。当然堅苦しい挨拶や便宜的な記載は一切排除、原稿も法人の全職員から広く募集することが決まった。
確かに精神科のスタッフには文芸好きが多く、業務上でも他の科より長文執筆の機会が多い。とはいえ読み物として成立する文章を誰でも簡単に書けるわけではない。はたして原稿なんて集まるのか…という一抹の不安もあったが、想像以上に多くの原稿が寄せられた。またネタはあるけど書くのは苦手というスタッフには編集委員がインタビューに出向いて原稿に起こした。そんなこんなで2021年春には書籍一冊とするのに十分な量が寄せられたのである。
そこからは編集作業。採用・不採用の選定、各原稿をどうカテゴライズしてどんな章に分けるか、どんな順番で配置する科、写真や挿絵はどうするか、そして書籍名や表紙のデザインはどう決めるか…。編集会議は診療の合間の昼休みを利用して行なわれたが、なんだか校内新聞や同人誌を作った学生時代に戻ったようでもあり、コロナでやさぐれかけた心にとって癒しの時間になってくれた。
そして2022年4月、最後の編集会議によって全ての原稿が完成、いよいよ印刷へ回されるに至ったのである。書籍名も「こころばかりの医療ですが」に決定。どうしてこんなタイトルなのかは、お読みいただければきっと伝わると信じている。
医療法人 風のすずらん会 10周年記念誌
書籍名: こころばかりの医療ですが
発売日: 2022年5月
第3回では惜しくも不採用となった原稿をご紹介します。お楽しみに!
(文:すずらん10周年記念誌制作委員会)