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コラム
コラム2012年11月『そうだ、カラオケ行こう』
作業療法の人気のプログラムのひとつにカラオケがあります。
一見、他の人たちがいる前で自分の歌を披露するというのは抵抗があるのではないのかなぁと思うのですが、カラオケの時にはほとんど毎回参加され、歌われる患者様が、実はたくさんいらっしゃいます。
これは一体どういうことだろうなぁと。
そもそもが、歌とは何ぞ?
「歌は、リズムをつけた歌詞を連続発声する娯楽・芸術である。
だそうです。某サイトによれば。うーん。
さらにそのサイトによれば、江戸時代に音楽が飛躍的に発展し、そのような中でいろいろな要素が入り交じったことで、今や圧倒的多数のジャンルが「うた」の音楽になるそうで。
まぁ何がともあれ、少なくとも江戸時代には、人々は「うた」というものに親しみ、楽しみとしてきたのでしょうね。
考えてみれば、そもそも「うた」を知らないという人に、私は会ったことがない。
どんなにお年寄りでも、あるいは逆に、物心さえついていればどんなに小さなお子さんでも、知っている「うた」の種類の違いはあれ、何かしらの「うた」はご存知です。
つまりは、スマートフォンの使い方がわからなくても、草履の編み方がわからなくても、難しい漢字が書けなくても、「うた」はみんなが知っている。
そう考えると、歌ってすごいなーなんて思うわけです。
今までも、そしてこれからも、歌が無くなることはないでしょうね。
歌にそれだけの歴史や力があるとすれば、作業療法のカラオケを毎回楽しみにしている患者様がいらっしゃっても、それほど不思議なことではないのかもしれません。
きっとそれだけの魅力が歌にはあるのだと。
やっぱりまた長くなってしまいましたが、今日もまた患者様と、実はスタッフも、カラオケを楽しんでおります。 歌う人も、聴いている人も。
(文・写真:リハビリテーション課)