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- すずらん広報倶楽部2015年03月 突撃取材平成26年度第3回『~本條記者が活躍する「ケアカフェ」に突撃~』
すずらん広報倶楽部
すずらん広報倶楽部2015年03月 突撃取材平成26年度第3回『~本條記者が活躍する「ケアカフェ」に突撃~』
*登場人物は結構多いので文中で紹介します。
**:皆さんは記憶にないかと思いますが、私たち広報倶楽部は昨年度末に今年度の活動予定を(一応)立てました。その中で本條記者が発案していたのが「他の福祉関係者と一緒に立ち上げた”ある活動”」だったのです。それから約1年…私も当然のごとく忘れていた某日、本條記者が素敵な笑顔で話しかけてきます。
(**は「加藤の心の声」です。)
〜* * *〜
本條:加藤さ〜ん。「ケアカフェ」の取材ですが、明日(2月17日)でお願いしま〜す。
加藤:??…何だっけ?
本條:加藤さんが取材したいって言ったんじゃないですか〜。じゃあ17時半出発でお願いします。遅刻厳禁ですから。
加藤:(時間通りに登場したことのない人に言われても説得力ないけど…)わ、分かりました。
【2014年4月14日の突撃取材の一コマです。】
確かに言っていますね…。ここで言っていた「ある活動」が「ケアカフェ」なんですね。
【ケアカフェ会場に向かう本條記者】
でも今回は記者ではなく取材対象ですから。
…事前準備ゼロのため、車中で「取材」を開始します。…
加藤:あの…ベタな質問で恐縮なんですが、「ケアカフェ」って何ですか?
本條:一言でいうと「顔の見える関係づくり」と「日頃のケアの相談場所を提供する」ことをコンセプトとした集まりです。ただ集まっても堅苦しくなってしまうので「ケアカフェ」では気楽な雰囲気を作り忌憚のない意見を交換するため、コーヒーやお菓子を用意して「カフェ」の雰囲気を作ったりするのです。私もお花を飾ったりメイド役として活躍したりしています。
加藤:メイド…。喫茶店の店員ですね。
本條:日本で先駆けとなるのは旭川ですが、私たちも「江別地域の顔の見える関係づくりと相談場所づくり」を目的に、この地域で初めての「ケアカフェ」を立ち上げました。
加藤:そうなんですか…。本條さんの持ち込み企画だからもっと「ゆるい」企画かと思ったのですが…今回は真面目なんですね。
本條:当たり前じゃないですか〜。もっと仲間を増やしたいと思っているので宣伝をお願いしますよ。あと、会場に着いたら設営手伝ってくださいね。
加藤:し、承知しました。
…そして会場に到着…
【会場の写真】
江別市社会福祉協議会です。私は初めて来ました。カフェでやるわけではないのですね…。さすがは真面目な企画です!
本條:2階が会場になります。まずは設営を手伝ってください。
加藤:会議室をカフェの雰囲気にするのって…難しそうですな〜。
*ここから先は立ち上げメンバーの方による解説を交えながら写真中心でどうぞ。
【ただ今準備中…】
席が結構ありますが、こんなに来るんですね…。思っていたより規模も大きい模様です。
【辻 公徳 氏】
野幌病院 辻 公徳 氏
「カフェ」らしい雰囲気を作るため、テーブルクロスなどを持ち込みます。また、飾り付けのお花、お菓子やコーヒーは江別市内のお店で買ってきました。些細なことかも知れませんが「江別地域の交流の場」の雰囲気づくりを心がけています。
【お花係の本條記者】
本人のとても強い希望によりお花の絵も載せましたが…こういうの、職場にあってもいいんじゃないでしょうか?
【一関 亜里沙 氏】
デイサービスセンター東野幌 相談員
一関 亜里沙 氏
私たちはカフェの店員として、雰囲気づくりや飲み物等の販売対応などを行います。エプロン一つで結構雰囲気出てないですか?ちなみに志乃ちゃん(本條記者のこと)とは旅行にも一緒に行く仲ですが…志乃ちゃんは何事にもしっかりしていて本当に助かります!
【入り口等には案内が…】こういうの一つで結構雰囲気出ますね。
【荒井 千代子 氏】
江別第一地域包括支援センター
社会福祉士 荒井 千代子 氏
取材といわれても何と言っていいか分かりませんが・・季節に応じてお出しするものにひと工夫加えたり、私たちなりに考えながら設営を行っています。ちなみに今回は・・「甘酒」を用意する予定です。
…そして、徐々に会場に参加者が集まってきました…
【開始前の会場】
徐々に人が増えてきます。大体いつも30〜40人くらいになるようです。
【飲食物をスタッフが提供します】
先ほど話があった「甘酒」もできたようです。会場にはコーヒーと甘酒の香りが漂い始めます。
【開始前の会場前方部分】
開始まではこの画面です。この後どういった内容が展開されるのか…。楽しみです。
【今回の司会担当もスタンバイOKです】
ちなみに、司会進行役を「カフェマスター」と呼ぶらしいです。
…そして、遂に「ケアカフェ」が開始となります…
【宇佐美 陽平 氏】
訪問看護ステーションのっぽろ
リハビリテーション科 次長 宇佐美 陽平 氏
「ケアカフェ」も今回で6回目となりました。今後も多くの皆様と交流を深めたいと考えています。今回は「老い」をテーマに、途中で席替えなどをしつつ意見交換をしていただければと思います。
真面目で面白おかしく…絶妙なトークで場を盛り上げつつ司会進行(カフェマスター)します。当院の本條記者もこの域に達して欲しいと思うのは親心でしょうか…。
【1回目の話し合い】
私も混じってみました。自己紹介をしてから意見交換…の筈が、自己紹介で盛り上がっているうちに時間切れとなりました。
【本條記者は…】
こちらも交流を深めています。これまでの取材とは別人のように「まっとう」な活躍を見せています。
【席替え1回目…】
「テーブルホスト(各テーブル1名)以外が他のテーブルに移動し、話し合いを続けます。これらの進行は「ワールドカフェ方式」という方法に則っているそうです。
【堀込 岳満 氏】
社会福祉協議会 社会福祉係 主任 堀込 岳満 氏
ワールドカフェ方式とは、与えられたテーマについて各テーブルで数人がまず議論し、次にテーブルホスト以外は他のテーブルへ移動し、そこのホストから前の議論のサマリーを聞いてからさらに議論を深め、これを何回か繰り返した後に、各テーブルホストがまとめの報告を全員にする方法です。少人数で自由に発言をしつつ、多くの人の意見を聞くこともできる方法として、日本でも活用される場が増えてきているそうです。
【2回目の話し合いの前には…】
「お絵かき選手権」なるものが行われ、各テーブルで協力して「ド○ミちゃん」を描きます。進行が単調にならないための工夫が感じられます。各チームでいろいろな「ド○ミちゃん」が描かれ、相互に見せ合う中で笑いが起こります。最下位チームは話し合いのサマリーを発表する役に指名されていました。
【筆者チームはこんな感じ…】
まあ、まずまずではないでしょうか。
【本條記者チームは…最下位…。】
お、おい…何を描いているのだ…?
【塚田 崇 氏】
デイサービスセンターぷらいむ
管理者 塚田 崇 氏
発表していただいたチームには、次回使用できる「飲み物サービス券」をお配りしました。活発な発言が出るように、次回にまた参加していただけるように・・いろいろなことを考えて実行しています。
…そして和やかな雰囲気の中、2回目の話し合いです…
【19歳の学生です。】
2回目の話し合いでは、「老い」を実感したことがないという学生と同じチームになりました。19歳なら無理もないですが…こちらは彼と話しているだけで「老い」を感じざるを得ません。
…そして、テーマとメンバーを変えて3回目…
【2回目の移動です】
このころになると参加者は皆打ち解けてしまいます。「オープンカフェ方式」恐るべし!
【3回目の話し合いです】
当病院の元職員と同じチームになりました。「O川顧問元気ですか?」など、テーマそっちのけで盛り上がります。
【筆者は…】
目が疲れました。これも「老い」でしょうか…。
【本條記者は…】
いつもの感じに戻っています。ここまで良く頑張りました。
【会場の様子】
時間を忘れて各テーブルでの話が続きます。
【カフェブースも…】
しゃべる⇒のどが渇く⇒飲み物を買う、の好循環に突入しています。
【小松代 華恵 氏】
老健のっぽろ 相談員 小松代 華恵 氏
カフェでの収益は運営費として活用させていただいております。他、お菓子を各自持参することとなっておりますので是非おなかをすかせてご来場ください~。
…そして、盛況のうちに「ケアカフェ」は終了、次回は4月に実施される模様です〜
加藤:いや〜。とても盛況で活気のあるイベントですね。本條記者のこともかなり見直しました。
本條:これまでどういう評価だったんですか〜(笑)。もっと盛り上げていきたいので宣伝よろしくお願いしますね!
加藤:折角の真面目な企画なので…私もできる限り真剣な内容にまとめたいと思います。今後、何か新たな展開とか考えているのですか?
本條:そんなそんなぁ〜。大それた展開などは無いですが…沢山の人に参加してもらい、少しでも顔のつながりができ、連携のとれた医療、福祉の江別市になれば良いなぁ〜、と思っております。
加藤:最後まで真面目なので調子狂いますが…とりあえず有難うございました!
【集合写真】
立ち上げメンバーで記念撮影です。今回もお疲れ様でした。江別にも頼れる人って結構いますね!
(平成27年2月17日に取材を行いました。)
(文・写真:すずらん広報倶楽部)