各委員会の紹介

医療安全管理委員会

活動内容

安心・安全は患者さんを中心とした医療に携わる者の原点であり、当院の医療基本方針である「地域社会との信頼関係を構築し、地域に根ざした心の医療を展開します」にあい通じるものと考えております。
委員会のメンバーは委員長である濱本副院長を筆頭に院内全部署から18名の委員が集まり運営及び活動を行っております。

当院は2012年に美唄市から江別市に移転、「医療安全管理委員会」も2年目を迎え、まだまだ駆け出し途中ですがファーストステップ・セカンドステップ・サードステップとマイルストンを掲げ、まずは医療安全の基本的な考え方を院内研修や委員会活動(院内ラウンド活動、改善活動、安全情報の伝達等)を中心に進めています。また安全は「現場主義」と言われるように組織だった安全対策へのシステムを作りも重要と考えております。しかし、そのシステムを活性化させ使い勝手のよいツールにするためには人を活かす"人"が中心のシステム構築が重要であり同時に大変難しいステップであるとも考えています。その難しさは「人は誰でも間違える」と言われるように、“人”であるがゆえに間違えるリスクをいかに低減し、一人ひとりが当事者感覚で、守るべきことを遵守できることが重要でありかつエンドレスな課題であるとも考えております。そのためにも「報告義務」は大切で日々インシデントの報告を受けています。
最後に「指差し呼称」で"安全ヨシ!!"

感染対策委員会

目的

当委員会は、院内感染の予防・再発防止策及び集団感染発生時の適切な対応など、江別すずらん病院における院内感染対策体制を確立し、適切かつ安全で質の高い医療の提供を図ることを目的としています。

活動内容

月1回の定例会議開催(感染症発生時、適時臨時会議)
 院内ラウンド(月1回)の結果報告
 感染症発生状況の報告 など
勉強会・研修会 年2~3回
入職者研修
感染対策マニュアルの適時見直しなどを行い、院内感染対策推進のため努力しています。

行動制限最小化委員会

設置理由

義務
2004年の診療報酬の改定で「医療保護入院等診療料」が新設され、その中で「行動制限最小化委員会」の設置が義務付けられました。このため、精神科を標榜する病院では必ず設置されている委員会です。

役割

精神保健福祉法を遵守することを基盤として行動制限などの患者処遇の組織的改善という主な役割があります。

活動内容

①行動制限についての基本指針の整備(マニュアルの整備)
②行動制限の状況の適切性及び行動制限最小化のための検討会議(月1回程度)
③全職員を対象とした研修会(年2回)
 内容は精神保健福祉法、隔離・身体拘束、行動制限時の倫理・人権問題等

NST委員会

活動内容

NST委員会は、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、作業療法士、ヘルパーを構成メンバーとしています。患者様の食意欲・QOLの向上や栄養状態の改善を目指し、アセスメントにより対象の患者様を絞り最善の方法を考えています。
その他、病棟独自で嚥下困難な患者様に嚥下訓練のプログラムを作成・実施したり、嚥下食の移行献立を作成したり各部署でひとつのテーマ対し様々な知恵を出し合い江別すずらん流のNSTを作り上げて行こうとしています。

給食委員会

活動内容

患者様のお食事を安全でより良い物にするために、医師、看護師、管理栄養士、栄養士、事務、委託業者がメンバーとなり意見交換を行っています。
これまでの活動内容としては、約束食事箋の改訂や食事提供までの細かな変更などがあります。
患者様の年齢も様々なので、食品選定や提供方法で悩んだときには委員の方に試食をしていただき、意見をもらっています。
これからも、安全で患者様の食欲がアップするような給食目指していこうと考えています。

看護部教育委員会

活動内容

医業を行う者として、医療に関する専門的な知識・技能を有することはもちろんですが、医療技術の進歩とともに、常にお互い切磋琢磨して、現状に満足することなく自ら向上させる努力を惜しまないことは大切なことです。

教育委員会では、各職域の専門知識の向上・新しい技術の習得を目指し、外部研修参加の計画を作成し受講させたり、外部から講師を招いて院内で研修を実施しています。また、職域を超えて参加できる院内『勉強会』も主催しております。この『勉強会』では、医療人として押さえておきたい基本的なことから、専門的な領域まで様々なテーマで月3回程度開催しております。例えば、感染対策の基本である「手洗いについて」、医療安全として「医療機器の正しい使い方」、栄養課からは「栄養補助食品について」、臨床心理課から「睡眠について」などなど、いろいろな切り口で、様々な部署から多様なテーマで勉強会を行っています。

今後も、患者様・地域の方々の健康維持、回復のために適切な医療を提供できるよう教育研修を通して全職員の医療レベルの向上を目指していきます。

備考
勉強会の様子

業務改善委員会

活動内容

他の委員会とは毛色が違い、スタッフの仕事効率を高めることを考えていく委員会です。その延長線上には、業務が効率的に働くことにより1分・1秒、一人でも多くの患者様にスタッフが関わりを持ち、より良い医療を提供することに繋がっていければ委員会としての役割を果たせると考えております。

看護手順委員会

活動内容

日常の看護業務の基準、手順を見直し、看護実践が正しく効果的に安全に行われるようマニュアルの精査、刷新、整理・整頓を行い、看護業務の質向上と標準化に寄与することを目的として、平成25年4月1日より設置されました。(それ以前は、業務改善委員会の中で、同様の活動を実施)下線部以外の委員の取り組みとしては、手順書が活用されるように自部署への働きかけ、委員会で手順書の活用状況の報告と問題提起に努めています。

個人情報管理委員会

活動内容

病院には患者さんの診療記録や保険証の情報など、きわめて多くの個人情報が管理されています。
これらは病院内で厳重に保管されますが、時に医療連携の観点から他の医療機関に情報提供を行ったり、患者さんの求めに応じてその一部を開示することも想定しておかなければなりません。
この場合、「どのような個人情報をどのような場合にどのような手続きで取り扱うか」というルール作りが非常に重要となります。
当委員会では、各委員が職場で感じた疑問を持ち寄って協議を行い、個人情報の取り扱いに関する院内ルール作りを行っています。
また、委員会では事例検討やガイドラインの読み合わせなども行い、知識の習得にも努めています。

診療情報管理委員会

活動内容

診療情報とは、「診療の過程で、患者の身体状況、病状、治療等について、医療従事者が知り得た情報」と定義され、診療録(カルテ)のみならず、処方箋や検査・画像診断の記録なども診療情報に含まれます。
これら診療情報については、法によって記載内容や範囲、保管期限などが定められており、医療従事者としては法に則った活動が求められます。
診療情報管理委員会では、「診療行為を漏れなく正確に診療情報として記録する」という原則に従い、課題となっている項目を抽出し、改善方法を検討し実行につなげる役割を担っております。
メンバーは院長先生を筆頭に看護部長、外来課長、医事課長などで構成され、毎回活発な討議を交わしております。
討議内容は診療録に対するものが中心ですが、「診療行為を記録する」という行為は医療従事者にとって主要な業務の一つでもあるため、診療録への記載内容の話から病院全体の業務改善につながることもあります。
委員は、これら討議によって発見された処々の課題が改善活動につながるよう、諸部門との調整にも日々取り組んでおります。

防災委員会

活動内容

近年、防災に対する意識が高くなっている中、当委員会も委員一人一人が防災に対する意識を職員全員に高めて頂くよう日々活動しております。年2回の避難訓練をはじめ、初期消火作業の訓練、火災時の通報訓練等取り組んでおります。
職員全員が「防災の担当者」であるという意識を持つことを目標に委員会活動に取り組んでおります。

医療ガス安全委員会

活動内容

当委員会は、医療ガス(主に患者様が使用される酸素)の管理を行っている委員会です。患者様が医療ガス(酸素)を安全にご利用頂けるよう、日々の在庫の確認や保守点検業務等の指導・監督を行っております。

サービス向上委員会

活動内容

医療はサービス業」という言葉は、平成7年版厚生白書で公式には初めて認識されたものだそうです。それから十数年が経過した今、「医療はサービス業」という認識は、広く一般に定着しているように思います。
 当委員会では、接遇や環境整備など職員全員が同じく取り組まなければならないテーマを通じて、職員が「医療はサービス業」という認識をもって業務を行えるよう、主として以下のような活動を行っております。

・「ご意見箱」を活用したご意見の収集と対応
・「患者満足度調査」の実施
・院内における接遇研修の実施
・その他個別に寄せられるご意見への対応

備考
ご意見箱(左手前)とご意見への回答(右上部)