コラム

コラム2018年08月「夏の思い出アルバム~江別は今日も晴れだった~」

夏の思い出アルバム

ベル(中央):コンバ、マリー、今年の江別すずらん病院の夏祭りの写真ができたみたいなんだ。一緒に見ないかい?

マリー(右):あ、見たい見たい!

コンバ(左):どれどれ?

ベル :じゃあ、まずはコレかな。

夏の思い出アルバム

コンバ:コレは…、病院の外来玄関前だね。たくさん太鼓が並んでいるよ。

ベル :今年の夏祭りのオープニングは、江別を中心に活動している「豊太鼓」さんたちの太鼓演奏で始まったんだ。

マリー:そういえば、迫力のある太鼓の音が鳴り響いていたわね。

コンバ:うん。たくさんの人が集まってきてた。すごかったよね。

ベル :実はこの日の天気予報は元々雨だったんだ。でもね、始まる頃には晴天さ。どこかでみんな、「晴れるんじゃないかなー」と思っていたんだよね。無事に豊太鼓さんたちの演奏会ができて良かったよ。

コンバ:根っからの晴れ男がいるんだよ。きっと。

マリー:医事課の桜I課長ね。きっと。

ベル :そうかもしれないね。じゃあ次の写真を見ようか。次はコレかな。

夏の思い出アルバム

マリー:あ、コレはカフェテリアスペースね。

ベル :そう。あちこちで出店が開かれているけど、買ったものを食べたり、休んだりする場所だね。

コンバ:提灯が下げられているね。これだけでもお祭りの雰囲気が出るもんだね。

ベル :こんなのもあるよ。

夏の思い出アルバム

マリー:あ、七夕飾りね!たくさん短冊が飾られているわ。

ベル :そうだね。たくさんのお子さんたちが願い事を書いていってくれたよ。

コンバ:おぉ。楽しそうだね。

マリー:…そういえば職員も何か書いていたわね。

ベル :そうだね。「願い事をかなえてください」とか書いてあったよ。大人が書くと純粋さが無くなってきてダメだね…。「風になりたい」っていうのもあったよ。

マリー:…かなうと良いわね。

コンバ:ところで、浴衣の人とか、頭に何か着けているんだけども。

ベル :その話は後でするよ。非常に気になるけどね。次はコレだ。

夏の思い出アルバム

コンバ:お、総務課のお姉さんたちだ。

ベル :これは出店の食券を買う受付だね。テキパキと食券を売っていたけど、それでも長蛇の列だったよ。

マリー:本当にたくさんの方がいらっしゃっていたものね。さぞかし儲かったことでしょう。

コンバ:そこかぃ。

ベル :うーん、でもそれぞれの値段が安かったからね。焼きそばとか100円だったし。

コンバ:100円かよ。

マリー:材料費とか、器具のレンタル代とかを考えると、トントンね。

ベル :急に生々しい話をするんじゃないよ。さ、次、次。

夏の思い出アルバム

コンバ:お、かき氷の機械だ。

ベル :この奥に綿あめの機械もあったよ。

マリー:かき氷のシロップが、毎年やけに凝ってるわよね。

ベル :医事課の桜I課長のこだわりだね。マンゴー味とかあったよ。

コンバ:綿あめも、作るとなると大変なんだよね。熱いし。

マリー:そうね。でも、見てるとだんだん職人みたくなっていくのよね。準備時間に試作の綿あめを作っていた4階病棟のS藤主任が、ウロウロしてたOTのY平主任に「お客さんは!?」と言ってて、ちょっと怖かったわね。その後でたくさんの方が綿あめを買いにいらっしゃってたけど。

夏の思い出アルバム

ベル :こっちがジュースコーナー。氷でしっかり冷やすから、渡す係は大変なんだよ。数も多いしね。

コンバ:100本以上はあったよね。

マリー:それでも、ジュースもあれよあれよという間に無くなっていったみたいよ。

コンバ:OTの人達がヒーヒー言いながらジュースを運んでいたけど…、無くなるもんだね。

夏の思い出アルバム

コンバ:これは、ピザだよね。

マリー:毎年栄養士のU田さんと桜I課長がもめるヤツね。

ベル :人聞きの悪いことを言うんじゃない。細かな相談を重ねて本番に臨むわけだよ。

コンバ:まぁでも、レンガの釜で焼くと美味しいよね。

ベル :かつてレンガ産業で栄えた江別市だけど、今だってレンガは作られているんだ。今回ピザを焼くために使ったレンガの釜もそうだけど、東京駅のレンガも江別で作られたものだって聞いたことがあるな。

マリー:へぇー。で、今回誰が火の番をしてたの?

ベル :PSWのO森さんだよ。

コンバ:O森さんか…。普段は全然アウトドア感を出さないよね。

ベル :軍手が似合っていたよ。

夏の思い出アルバム

マリー:あ、これはたこ焼きとフランクフルトを売ってたところね。

ベル :そうそう。どっちも美味しそうだったよ。

コンバ:ボクはどっちも食べたよ。いつまででも食べられそうだったね。

マリー:コンバは食いしん坊ねぇ。

夏の思い出アルバム

コンバ:こっちは焼き鳥と焼きそばだ!

マリー:焼き鳥を焼いてる経営戦略部のT部長がイケてるわね。まぁ私は3階病棟のK藤課長派だけど。

ベル :出店の花形というか…、まぁとにかく忙しそうだったよ。やっぱり熱いし。

マリー:でも、焼きそばとか「本当に美味しかった」って言ってくれた方がいらっしゃったみたいね。そうやって言ってもらえると、作る側は嬉しいわね。

夏の思い出アルバム

ベル :デイケア、ゴールデンベルの皆さんがコーヒーとクッキーの販売もしていたよ。

マリー:店番をしているのもデイケアのメンバーさんね。

コンバ:前日すごい頑張ってクッキー焼いてたみたいだね。

ベル :そのおかげで、当日どんどん他の食券が売り切れていく中で、デイケアの皆さんのコーヒーとクッキーが最後まで頑張ってくれたんだ。本当にありがたかったよ。

マリー:…ベルは運営側の人なの?

ベル :ここからはバザーの写真だ!

コンバ:スルーしたなぁ。

夏の思い出アルバム夏の思い出アルバム

マリー:うわー、色々な作品が並んでいるわねー。

コンバ:作業療法とかで作成された作品のバザーだね。僕カードケースが欲しいな!

ベル :すずらん病院の患者様にデイケアの皆様、さらに美唄のすずらんクリニックもバザーを出してくれたんだ。こう見ると賑やかだね。

マリー:私こういうの、見ているだけでも楽しい!

ベル :見づらいけど、アイロンビーズどれでも10円って書いてあるんだ。

コンバ:10円かよ。

夏の思い出アルバム

マリー:あ、これ知ってる!スマートボールでしょ?

ベル :そう。SBだね。

コンバ:SB…。あぁ、スマート(S)ボール(B)の事か。何故略す?

ベル :写真の左にはYYもあるよ。

マリー:YY…。ヨー(Y)ヨー(Y)ですか…?

コンバ:だから何故略す?

マリー:まぁでも、お子さんたちがたくさん集まって楽しそうね。

ベル :そうだね。でも大人がやっても楽しいよ。懐かしい感じがあるよね。

夏の思い出アルバム

マリー:あのう…、これは?

コンバ:PSWのK岸主任だけど、すこぶる複雑な表情をしているねぇ。

ベル :まぁ、思うところは色々あるだろうさ。

コンバ:…で、このウサ耳は?

ベル :そう。これこそSRなのさ。

コンバ:だから略すなっつーの。

マリー:SR…。さっぱりわからないわ。

ベル :スタンプ(S)ラリー(R)さ!

マリー:普通に言いなさいよ。そもそも何でそんなに略すのにこだわるのよ。

ベル :桜I課長が夏祭りの会議の資料にこう書いていたんだよ。当然参加したメンバーは何の事だかわからなかったけど、資料を作った本人もちょっと忘れるっていう。

コンバ:なんじゃそりゃ。

マリー:でもスタンプラリーって…、アレでしょ?それぞれ指定の場所に行ってスタンプを集めたら、何かもらえるっていう。

ベル :そう。今回は夏祭りの現場スタッフがこのような仮装をして、お子さんたちはその人たちを探したんだ。仮装したスタッフはみんなハンコを持っていてね。用紙に押してくれるんだよ。

マリー:楽しそうね!退屈しなさそう。

ベル :でも仮装した現場スタッフも動き回っているから、仮装した二人が相談事とかをしていたら「二人見つけたー」とか言われていたよ。

コンバ:まぁ、ラッキーってことかな。

マリー:他にはどんな仮装があったの?

ベル :うん。海賊の帽子を被った人や、「今夜は飲みます」って書いたタスキを着けていた人なんかもいたね。

コンバ:ははぁ。

夏の思い出アルバム

ベル :キッズコーナーもあったりして。

マリー:うわー、小さい子も来てたのね!

コンバ:こういうスペースもあると良いよね。

夏の思い出アルバム

マリー:誰よ!?

ベル :ウサギでしょ?うん、誰なんだろうね。

コンバ:わからないのか!?

ベル :なんせ顔が見えないからね。噂では斉T看護副部長なのではないかと。

マリー:副部長が…、暑いでしょうに…。

ベル :あくまで噂です。

コンバ:このウサギ、私物なのかなぁ。

夏の思い出アルバム

コンバ:なっ…!?

ベル :今年もえべチュンさんが来てくれたよ。

マリー:この流れで…。中の人の話をしてはいけないわね。

コンバ:我ら、ゆるキャラのライバルではありませんかっ!?

ベル :大丈夫。江別すずらん病院がこれから先、もっともっと発展すれば、僕たちも彼を超える知名度にのし上がれるさ。

マリー:ベルは目標が高いわね。

夏の思い出アルバム夏の思い出アルバム

夏の思い出アルバム

ベル :まだまだ写真はたくさんあるけど、とにかくたくさんの笑顔があふれていたことは間違いないね。

マリー:すごく楽しそうな様子が伝わってくるわね。

コンバ:あれ、こっちにも写真があるよ。

夏の思い出アルバム

ベル :あぁ。これは、今年もまたWatana Besta SOCIAL clubさんが来てくれたんだよ。

コンバ:おぉ、ベスタさんだね。

マリー:相変わらずいい男ね。

ベル :来て下さるお客様のために、ちょっと懐かしい昭和歌謡も歌ってくださったり、色々とご配慮いただいて、ありがたい限りだよ。

マリー:本当に江別のために活動してくれてるんだなぁって思うわね。

ベル :まぁ、すごく忙しそうだけどね。この日の次の日は稚内に行かなきゃいけなかったんだってさ。

コンバ:稚内か!?遠いな!

ベル :うん。だから実際には僕たちの夏祭り当日には稚内に向けて出発したっていう。

マリー:うわー、忙しい中来て下さったのねー。

ベル :そうだね。このベスタさんのライブをもって、今年の江別すずらん病院夏祭りも終わりを迎えたわけだ。

コンバ:そうかぁ。

夏の思い出アルバム

ベル :最後に夏祭りスタッフと写真まで撮ってくれました。本当はもっとスタッフがいたんだけど、それぞれに忙しくしていたからね。集まれた人だけーってなっちゃったけど。

コンバ:一人、夏祭りスタッフじゃなさそうなお方がいるけども。

マリー:あぁ、K岸主任のお子さんのMっちゃんね。まぁいいじゃない。

ベル :今年の夏祭りも終わってしまったね。

マリー:そうね。でも、たくさんの方の笑顔が見られたわ。

コンバ:もう夏も終わっちゃうのかなぁー。

ベル :夏だっていつかは終わりが来るさ。でもまた必ず、夏はやってくる。

マリー:来年ね。

コンバ:来年はどんな夏祭りになるだろうか。

マリー:そうねぇ。まだ来年のことだから、考えもつかないわね。

ベル :まぁでも、来年は今年よりももっともっと良い夏祭りになるに違いないさ。

マリー:そうね!

コンバ:上手いことまとめたなぁ。…ところでさ。

マリー:うん?

コンバ:僕たちの写真はいつになったら出てくるんだい?

ベル・マリー:あぁー…。

(文:海賊の仮装の人 写真:リハビリテーション課の新星)

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