コラム

コラム2016年11月「ボランティア養成講座(途中経過)」

精神保健福祉士の川岸です。

当院では地域に根差した病院をめざし、地域開放の一環としてボランティアの方に活躍をしていただこうと第一歩目を踏み出しました。「精神科病院で何が行われているの?」「どういうところかわからないと決められない」にお応えするために5回にわたるボランティア養成講座を行うことにしました。

先日ボランティア養成講座を第1回目11月15日、第2回目11月22日に行いました。
たくさんの方にお越しいただき、嬉しく思います。
簡単に第1・2回目の内容をお伝えします♪

第1回目は認知症疾患医療センター精神保健福祉士の川岸から「今どきのメンタルヘルス~江別すずらん病院ってどんなとこ?~」と題し、今日の精神保健福祉法に至るまでの歴史と当院の歴史、現在行なっている医療についてお話をさせていただきました。

ボランティア養成講座

100年程前に日本にあった“私宅監置”の写真にはみなさんからは「はぁ~」と感嘆の声が聴かれたのが印象的でした。また、現在の当院では234床の病床と外来機能があり、どのような時に利用できるのかをお話いたしました。学生から100歳まで、うつ症状や人間関係の不調和、物忘れなど様々なお困りごとで受診されていることをお伝えしました。

第2回目は精神科デイケア精神保健福祉士の澤口から「生活のしづらさ」についてお話をさせていただきました。統合失調症を例に、症状と疾患の特性上生活のしづらさになりやすいことを実例と共にお話いたしました。

ボランティア養成講座

 

ソーシャルインクルージョンやSSTなど普段耳なじみのないものについても具体例を交えてお話しました。最後に「支えの信条」という動画を流したのですが、「考えさせられました」と心に残った方もいらっしゃったようです。

今後第5回まで養成講座を企画しています。

第3回 11月29日(火)「こころのリハビリを考える」講師:作業療法士 山平 貴意
第4回 12月06日(火)「気持ちが伝わるコミュニケーション」講師:臨床心理士 橋本 浩希
第5回 12月13日(火)「このもの忘れって認知症?」講師:専門看護師 澤田 萌

申込み不要です。会場は江別すずらん病院。時間は14:00~14:30です。

ボランティア活動をしようかどうか迷っている、勉強のために聞きたい、今後のために聞いておきたいなど参加理由は問いません。
詳しく聞きたい方は、精神保健福祉士の川岸までお問い合わせください(011-384-2100)

多くのご参加、お待ちしております!!

(文:精神保健福祉士・川岸)

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