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コラム2016年1月「神様がキリストの誕生日祝ったコラムを希望したので」
Y平主任「OT1000号さんにメールが来てるよ」
私「えっ、私ですか?(何も覚えがないぞ…)」
神様の声なら仕方ありません。日本には八百万の神様がいるのですから、きっとメールで話しかけてくる神様もいるのでしょう。一体「何藤さん」だったのでしょうか。
第4回江別すずらん病院クリスマス会はコツコツと準備が進められ、12月18日(金)に行われました。私は初参加でしたが、我々OTは毎年飾りをどうするかで悩んでいるそうです。
さっそく、Y平主任が脚立に乗ってカーテンにモールを付けていきます。私も脚立に登ってお手伝いしましたけど、足元は絶対に見れませんでした。高い所が平気な方ってすごいと思います。本当に。
完成したモールツリーはこんな感じ。たるみ方がもみの木そっくりで素敵です。
入口も色紙やOT88号さんの自作プレゼント箱で飾られます。家で例えるなら『玄関は家の顔』なんて言われますから、入口って重要ですよね。「あっ、ここでクリスマス会やるんだな」って、ワクワクします。
OT99号さんプロデュース『ジュースにありつこうとするサンタ』。サンタの癖に、というのがミソだそうです。
そんな遊び心を盛り込んだ会場が完成。出入り口は暗くしてイルミネーションも付けます。
ぞろぞろと患者さんも集まってきました。サンタ帽をかぶって参加する方もいます。
司会も患者さんが担当してくれました。練習もばっちりですが、宴会部長さんとOT88号さんがサポートに入ります。
最初は毎年恒例、カラオケ大会。今年は3名の患者さんが歌ってくれました。なんと、緑サンタに扮した患者さんも!力強い歌声と拍手が響き渡りました。
休憩後は、デイケアから手話歌の披露。定期的にピアノの先生が外部から来てくれて、音楽を教えてくれているそうですよ。クリスマス会に合わせて、クリスマスにちなんだ曲を発表してくれました。
そして、今年も福場先生に弾き語りをお願いしました。今回は『日本全国のご当地ソングメドレー』ということで、OT99号さんが厳選した各地の写真スライドと共にお届け。会場内を素敵な歌声で盛り上げてくださいました。福場先生、急な依頼でしたがありがとうございました。
今年のトリを務めるのは、3Fライラック病棟のハンドベル隊!「きよしこのよる」を演奏しました。この日の為に衣装も作り、練習を重ねました。指揮者は私です。すごく緊張しました。
クリスマスの由来がキリストの生誕祝いというのはご存知の方もいるとは思いますが、サンタの由来を知っている方は少ないような気がします。サンタの由来になったのは、過去の大国・ローマ帝国のニコラウス司教という人だそうです。3人の娘を嫁がせに行かなければならないほど貧困だったとある家庭を救うため、司教は煙突から金貨を投げ入れます。ちょうど暖炉に吊るされていた靴下に金貨が入ったことから、プレゼントを靴下に入れるようになったんだそうです。
私は昔、サンタをすごく信じている子供でした。毎年枕元に置かれるプレゼント、枕元に置いたサンタへの手紙に英語のサインが返ってきた時にはすごく興奮したものです。チラシ紙を貼り合わせて大きな靴下を作った年もありました。
ですが、学校の友達とサンタの話をすると「プレゼントなんか無かったよ」「どうせお父さんだよ」なんて言葉が返ってくるのです。当時の私は『なんでみんなサンタさんを信じないんだろう』って、とても疑問に思っていました。
今では自分が純粋だったんだなぁと感じるような思い出ですが、子供でもサンタを信じている頃に否定されるとやっぱり、悲しかったんだろうと思います。成長するとサンタは信じなくなっていきますが、子供のころの考えは本当に不思議です。
今ではサンタは半分信じていますが(世界には公認サンタがいるくらいですし)、クリスマスはめいっぱい楽しむ為の日だと思うようにしています。来年はクリスマスプレゼントがサンタさんから届きますように。
(文・写真:リハビリテーション課)