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コラム2013年04月『1ページ』
美唄病院が生まれ変わった江別すずらん病院がこの地に誕生して1年が経過した。去年の4月1日、歴史的にも珍しいかもしれない病院の長距離大移動。患者さんに怪我や病状悪化がなくて一安心…する間もなくの診療開始。新旧スタッフ織り交ざっての大奮闘だった。日々の診療をこなしながら企画・実行された内覧会、看護の日、2つの記念講演会、夏祭り、秋の健康相談、全病棟合同クリスマス会…ホームページのコラムを振り返ると考えもひとしおだ。医療サービスも広がった。従来の美唄に続き江別でもデイケア開始、訪問看護も美唄から江別・北広島まで拡大された。1つの病院と2つのクリニック、チームプレイと個人プレイで何とかここまで走ってきた1年間、という感じだろうか。
しかし想い出にひたるのはまだ早すぎる。各人・各部署・各委員会まだまだ過大はたくさん、問題は山積みだ。船を造ってクルーを集めてなんとか海に浮かべて、ようやく陸地を離れたところ…航海日誌はやっと1ページである。目の前には未知の海が広がっている。嵐に見舞われる日もあれば、深い霧で先が見えない日もあるだろう。それでも凪じゃあ船は進まない、我らが風のすずらん会、心に大きく張った帆にあらゆる風を受けながら波を越えていけ!
(文・写真:船員)