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コラム2012年11月『デイケアのコラムを事務員が書く』
当院には、コピーができる複合機が1階には1つしかありません。なので、毎日始業時間前後は各部署職員が当日必要な資料をコピーするためのちょっとした「渋滞」ができます。
ある朝、「渋滞」待ちをしているとデイケア課の看護師さんと遭遇しました。手には折り紙本・・。
私 : | 「何ですか、それ?」 |
某看護師: | 「仕事ですよ仕事!。デイケアのプログラムで折り紙作るんです。」 |
私 : | 「あ・・そうなんですか〜。」 |
某看護師: | 「あ、馬鹿にしてるでしょう(本気怒)!。最近の折り紙って難しいんですから〜(超本気怒)!」 |
私 : | 「そういえば子供のイベントとかで折り紙貰えるときあるけど、子供では絶対折れないくらい複雑な場合ありますよね〜。私もチャレンジしてみようかな〜」 |
某看護師: | 「じゃあ、これ差し上げますから折ってみてください。舐めてかかると大変なことになりますよ〜。」 |
こんなやり取りの後、私の手には「クワガタ」の折り方が・・。見てびっくり、なんと完成までに38回も折らなくてはなりません。
真っ先に心が折れそう、いや、折られそう・・
その週末、朝起きると子供たちが「これ何?」「クワガタ作れるの?」と、早速私が持ち帰った紙を見ています。「お父さんに不可能はない!」とは言いませんでしたが、モチベーションがあがって来たので早速作ってみることにしました。
そして・・・
作成時間およそ20分、ついに完成です!出来は・・ちょっとワイドですな〜。
び、微妙~。下の子(4歳)は飽きて他に行きました。
私が作成に没頭している間、上の子(6歳)も何やら紙を折っています。さらには丸めています。 そして、気の毒なことに「ちゃんと折らなきゃうまくならないわよ!」と母親に叱られたりしています。
が・・・。
できてびっくり。何と、クワガタがとまる「木」を作ってくれていたのでした。
黄色いのは「樹液」だそうです。恐れ入りました。
折り紙は「折る」というのは大人が勝手に決めたこと。大人のものさしで子供をしつけると大切な創造力も奪ってしまうのかな・・と、反省しきりの我々夫婦でした。
デイケアでは担当職員が、いろいろなプログラムを考案しているようです。私としては今後も時々、デイケアプログラムを家庭に持ち帰ってみようと思います。
デイケア最高〜!
(文・写真:事務部)