デイケア食堂日誌

2011年04月『料理は仕込みが肝心』

 2011年4月末は美唄メンタルクリニックにとってとても忙しい日々でした。本院である美唄病院が来年4月に江別に新築移転することにともない、クリニックも敷地・サービスともに拡大することになったからです。一番大きな変化は、今まで本院を中心に行なっていたデイケアサービスをクリニックで行なうことになったこと。それによりデイケアに参加されるメンバーさんのための食堂も作られたのです。しかも厨房付き!つまりメンバーさんはデイケアで出来たてのごはんを、しかも栄養士さんが栄養計算してくれたごはんをたべることができるのです。

 デイケアでおいしいごはんを食べられる。それはとても理想的なことなのですがそ、れを実現するための道のりはかなり大変でした。一番大変だったのは全てを段取りした栄養士さんだったでしょう。厨房に必要な設備・スペース・食材そして献立と考えなくてはいけないことが山積みだったと思います。本当にお疲れ様でした。

 クリニック引越しの中、食堂も試運転されました。ちゃんとメンバーさんに食事をご提供できるかのリハーサル。実際に料理を作ってもらってみんなで検食しました。手前味噌ではありますがやっぱりできたてのごはんはおいしいですね。

 「ご馳走」という言葉には「走る」という文字が入っています。美唄メンタルクリニックのデイケア食堂も栄養士さんを中心にスタッフが走り回って準備して実現しました。来月からのメンバーさんの感想が楽しみです。

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