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デイケア活動日誌
2017年7月『染物体験@新十津川町文化伝習館』
7月19日(水) デイケアの外出プログラムで新十津川町へお出かけです。
「いってきまーす!」
当院で利用させて頂いた新十津川町文化伝習館は美唄すずらんクリニックから車で45分の場所にあり毎年お世話になっている体験施設です。今年でもう4回目となりました。
藍は人類最古の染料といわれ、有史以前から人間は藍を使用して染色をしてきたそうです。
もっと調べてみると、日本に伝来した記録は「魏志倭人伝」によると、西暦243年に、倭国から「絳青かとり(こうせいかとり)」が魏王に献上したとあるそうです。(※諸説あるそうです)
現在でも愛され続けているこの技法。異国の人達からはこの「紺」色をJapan Blue(ジャパンブルー)と呼ばれています。
新十津川町へ到着。
現地の天気は快晴で気温も高く風も乾いていて爽やかな気候でした。
体験室へ入室。6人で1グループに分かれます。
染色の技法は、糸を染めそれを織る「先染め」と、織られた布を染める「後染め」の大きく二つに分けられますが、今回は『後染め』を体験しました。
織り上げた白地に、クルミや割りばしを置き、おかれた場所を輪ゴムでキツく縛り、冷水に浸します。
十分に濡れたら軽く絞り染料の入った大きなバケツを6人で囲んで手で沈めます。「1、2、3、4… 」120秒ほど漬け込むのですが、染料が冷たくて指先がジンジンしてきます。
バケツから取り出しクルミや割りばしを外すと、輪ゴムで縛っていあった部分以外がキレイな藍色に染まっています。冷水で丁寧に生地をすすいでから最後にアイロンをかけて出来上がりです。
それぞれの個性が出るので一点ものです。スカーフとして襟元に巻くととてもオシャレですね。
布を染めた後、その糊や蝋などを落して、模様を描くのです。
今回で4回目のSuzuran Blue(スズラン ブルー)も大成功でした。完成品は今年(平成29年)の10月に開催される美唄市民文化祭に展示致しますので、お近くにお越しの際はぜひご覧いただきたいと思います。
*おまけ*
当日の昼食はみんなで市民レストランへ行きました。今回はメガ盛りを注文する方はいませんでしたが、みんな笑顔で会食いたしました。
(文・写真:美唄すずらんクリニック 食いしん坊事務員)