2017年5月『デイケア外出プログラム 今年も人気 厚田朝市』

平成２９年５月１７日（水）
美唄すずらんクリニックの恒例行事の一つであり1番人気のプログラム「厚田朝市ツアー」。

４月にデイケアで参加申し込み受付を開始し、今回はデイケア(スタッフ含む)２７名で厚田へ向かうことになった。

８：１５ 「クリニック出発」久しぶりのバスに少し興奮。

新居指導員の運転はやはり心地が良く安心感があり、うとうとする。目的地までは山を３つ越えて行く。車の窓を少し開けると草木匂いがして懐かしい気持ちになった。

北海道は冬が終わり春になると海の幸が豊富になる。
５月の厚田は、シャコ漁が最盛期を迎え、鰈（カレイ）類、ヒラメ、うに、ひる貝、タコ、ホタテが水揚げされる。珍しいものがたくさん網に入ればラッキーで市場に並ぶ可能性は高くなる。全ては天候次第。
私もこの時期になると厚田・浜益へ釣りによく出かける。その日の釣果が悪ければ、帰りに厚田の朝市に立ち寄って、空らのクーラーボックスをお腹いっぱいにさせ帰路につく。

出発から１時間半ほどで厚田港に到着。

市場はコの字形にお店が立ち並び、近づくにつれて「今日は新鮮な魚介類たくさんあるよ」っと呼び込みの声が大きくなってきた。

本日の水揚げは真ガレイ、タコが中心だったが、新鮮な春ニシン、カスベ（エイの仲間）、ソイ、シャコが目を引いた。皆んなが期待していた帆立は朝６時に即完売だったが、毎年みんなが必ず買うタコは例年より多く並んでいたので欲しい人達がみんな手に入れることが出来た。

買い物が終わると「もう夏が来るね」という気分で朝市を出発し、バスはオロロンラインを北に進む。出発して５分ほどで、いつも朝市の帰りに寄る高台「あいロード夕日の丘」へ到着。

ここは日本海を眺めることが出来る場所。毎年必ず皆んなでアイスクリームを食べながら景色を楽しみ、食べ終わったら帰路につく。

来た道を戻って、また山を三つ越える。路肩に山菜採りにきた車が等間隔で停車していた。厚田を抜け月形を通り美唄へ戻ってきた。

スーパーには中々並ばない新鮮な魚介類が手頃な価格で買い物ができ、それをみんなで選ぶ楽しみが市場にある。今回は天候も私たちの味方になってくれて潮風がとても気持ちよかったのもこころが充実し大変良かったと思う。

長旅、お疲れ様でした。また来年。

（文・写真　　美唄すずらんクリニック食いしん坊事務員）

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