- ホーム(法人トップ) >
- 美唄すずらんクリニック >
- デイケア >
- デイケア活動日誌 >
- 2017年3月
デイケア活動日誌
2017年3月『歌おう!2016』
当クリニックデイケアの恒例プログラムだった『ギターで合唱』。年度末には活動日誌で一年間の軌跡を振り返ってきましたが、前年までは月一回行なっていた本プログラムも今年度は一年でわずか二回のみ。というのも福場が新プログラム『心学塾』の担当になったからです。代わりに音楽療法士の先生が来てくれて『ピアノで合唱』が始まっております。
そんなわけで今回はわずか二回の『ギターで合唱』を振り返りましょう。
■平成28年7月30日 ♪夏の唄
①あの素晴しい愛をもう一度
②青葉城恋唄
③君といつまでも
④夏休み
⑤四季のうた
⑥涙そうそう
⑦千の風になって
⑧少年時代
⑨上を向いて歩こう
久しぶりの合唱でしたがみなさんとてもよく声が出ていましたね。③はデイケアでもおなじみの名曲ですが、加山雄三は現在79歳にしてあの元気。今の七十代はすごいです。ハリソン・フォードも今度またインディ・ジョーンズをやりますし、うちの理事長だって朝まで遊んでそのままゴルフに行きます。僕たちも負けてはいられませんね。またおなじみの⑨ですが、先日作詞された永六輔さんがご逝去されたこともあり、いつもよりみんなで気持ちを込めて歌いました。
■平成28年12月16日 音符クリスマス会大合唱
①あの素晴しい愛をもう一度
②四季のうた
③翼をください
④上を向いて歩こう
久しぶりのギターで合唱はクリスマス会の中の企画として行なわれました。今回のクリスマス会は患者さんだけでなく、ご家族や関連機関のスタッフも参加。総勢40名に当院のスタッフを加えての大合唱となりました。
『障害』は患者さんが持っているものではなく社会の側にあるという考え方があります。病気があってもそれが生活に支障にならない社会環境が整えば、病気は障害ではないのだと。「歌う」という行為は、患者さん・ご家族・スタッフの枠を越え全員が同じように楽しめる娯楽として非常に有用。医療者の課題は治療だけではなく、こういった障害の有無を問わない娯楽をどれだけ考案できるかなのだと改めて感じさせられました。
ちなみに合唱の前には『心学塾』の勇士二名によるギター弾き語りも披露。とっても楽しく刺激的なクリスマス会となりました。一緒に歌ってくれたご家族やゲストスタッフに感謝です。
そんなこんなでレギュラープログラムではなくなった『ギターで合唱』ですが、デイケアに参加する機会の少ないドクターにとってはメンバーと触れ合える貴重な時間でもありました。ですので、来年度以降もイレギュラーに復活できたらと密かに思っております。
(文:福場将太)