コラム

コラム2019年06月「いざ旭川、アルコール看護研究会」

 今年も当院の依存症治療プログラムに関わっているスタッフ数名でアルコール看護研究会に参加した。今回は旭川、会場は相川記念病院であった。
 少し早く到着したので昼食に旭川ラーメンを食す。かつて旭川で暮らしていたPSWからラーメンのお店と味に関するうんちくを聞きながら普段味わえない味に舌鼓を打つ。それにしてもみんなラーメンやお店の外観をスマートフォンで撮影しているのには驚いた。もはや写真を撮影してブログに載せるなんてのはヤングだけの文化ではないらしい。一昔前なら不自然に写真を残す人物といえば、アリバイ工作をしている推理小説の犯人か不倫旅行を出張に見せかける浮気夫くらいだったが。

 ともかくこれでエネルギーは充電完了。さっそうと会場へ到着。久しぶりの人たちとお互いの近況報告を交わした。
 そして始まる研究会、今回は二つの講演がメインだったがやはりたまにはこういうのもいいなと思う。休日に出掛けるのはおっくうでもあるが、生の講演には医学書やインターネットにはない刺激がある。知識を増やせるというのはもちろんだけど、話を聞いている間に色々なアイデアが浮かんでくる。「あ、これは今度うちのプログラムでも取り入れてみよう」「あ、もしかしたらこうすればあの問題も解決できるんじゃないか」などなど、内容と直接関係ないことまで数々の着想がもたらされる。これこそが講演会に参加する一番のメリットだと思っている。

 研究会はつつがなく終了。その後はみんなで会食。精神科医両者の中には依存症治療を敬遠してしまう人も多いが、ここにはこんなに仲間がいる。みんなそれぞれの職場でそれぞれの奮闘をしている。お互いの苦労を分かち合い、慰め合い、讃え合い、鼓舞し合う。そして次にまた会える日まで自分の仕事を頑張るのだ。

 みんな、次は10月に会おうぜ!

(文:福場将太)

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