旧美唄病院コラム

2010年9月 伊藤理事長講演会『他人事ではない認知症 自分のために今知ろう』

平成22年9月4日、医療法人倫生会の理事長にして美唄病院院長であられる伊藤先生の講演会が行われました。テーマは「認知症」で会場の美唄市総合福祉センターにはたくさんの方々が集まりました。

伊藤先生が何故認知症に興味をもたれたか、認知症の様々なタイプとその病態、最新の認知症治療までユーモアたっぷりにお話を聴くことができました。その中でも伊藤先生がくり返し伝えておられたのは、「認知症になったらなったでしかたない。そこまで生きてきたのだから、これからは多少人に迷惑をかけても好きな人と好きなことをやって明るく楽しく暮らしましょう」ということでした。認知症を患ってしまうと、本人もご家族も大きな不安を抱えます。病気の症状だとわかっていてもついつい腹が立って本人を叱ってしまう家族、それに対して落ち込む本人…答えは1つじゃないですが、伊藤先生も実際に自分のお父さんとのエピソードも振り返りながら本人と家族の心得にいくつかのヒントを示してくださいました。

高齢化が進んだ日本社会において、けして他人事ではない認知症の悩み。みなさんも一度家族でゆっくり話し合ってみてはいかがでしょうか。講演会だけでは物足りない方は伊藤先生のご著書「200万人の認知症対策」をどうぞ!

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