コラム

2020年12月「今はこれが精一杯」

 先日また名作アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』がテレビで放映されていました。その中で、ルパンがクラリス姫に言うセリフ…「今はこれが精一杯」、山田康雄さんの懐かしい名演もあって、この言葉が妙に心に残りました。

 そう、今年はこれが精一杯。色々悔しいことはあるけれど、心残りはあるけれど、今年は何よりも感染予防、そのためにはあきらめることを優先しなければならなかった一年、全力を尽くすことより余力を残すことを大事にしなければならなかった一年。だからこれはこれで精一杯やったんだ、そう思うことにしましょう。みなさん本当にお疲れ様でした。

 そんなわけで、昨年はあれだけやった講演会も、今年は情勢を見ながら中止したりお断わりしたり。今月の以下の二つが今年の講演活動となりました。

●12月07日(月)「疾患の理解と就労の意味」
 B型就労事業所『ジパング』にて 利用者・ご家族・職員対象

●12月22日(火)「イライラと上手につき合おう」
 美唄養護学校にて職員対象

 また今年は患者さんへのアドバイスも「無理するな」ばかりで、精神科医としては不本意な場面もたくさんありましたが、それもそうするしかなかった、それでよかったんだと思います。
 来年は今年学んだこと、今年気付いたことを活かして、なんでもかんでもコロナのせいにし過ぎないで、少しでも未来が見える一年にしたいです。

(文:福場将太)

前のコラム | 一覧に戻る