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コラム
コラム2022年10月「敬老会を行いました!」
9月某日、認知症デイケアで敬老会を行いましたので、その様子をご報告したいと思います。
まずは開会。大きな白の蝶ネクタイをしたM川くんが司会進行役をし、W谷課長のご挨拶から始まりました。
中央の「寿」の文字が立派ですが、噂によると筆ではないもので書いたそうです。驚きです。
最初は「箱の中身は何だろなゲーム」。職員が手探りで箱の中のものを当てます。
企画の段階で、噛み付くものだとか、見ている方がわかりにくいものはやめようという話が挙がっていたのですが、担当の職員には本番まで中の物は秘密です。
「蛇だけはお願いだからやめて。」
というW谷課長の要望がありましたが、たぶんそれは準備する側も大変です。
手前の大きな折り鶴が目を引きますが、次は二人羽織です。羽織に入った後ろの職員が、前の職員に色々と食べさせるアレです。
お茶をストローで飲むところから始まり、ヨーグルト、そば、シュークリームと進みました。
食べる順番もなかなか遠慮がないですが、2つめのヨーグルトですでにベタベタ。そばは食べるHくんの頬やあごに何度となくヒットし、最後にはクリームだらけになって終了です。
Hくんは
「悲惨なことになった。」
と言っていましたが、なんにせよ、利用者様に笑っていただけて何よりです。
職員の果敢なチャレンジの後は、利用者様に敬老カードをお渡ししました。
事前に利用者様お一人お一人のお写真を撮らせていただき、カードにそのお写真と日頃の感謝を伝えるメッセージを添えました。
ちなみにそのお写真はこんな感じです。
この利用者様に持っていただいているものは、以前利用者様に作成していただいた貼り絵に新たな飾りを加えて作った力作です。鶴と亀もいて、なんだか縁起が良さそうですね。
くす玉も手作りです。100円ショップのアイテムを駆使して作成しました。
利用者様にひもを引いて割っていただいたのですが、上手いこと綺麗に開いて一安心です。
最後に職員から、当デイケアの最年長の利用者様にプレゼントをお渡ししました。
普通の折り鶴ではなく、尾が華々しく開いている祝い鶴を中心に、ここまで辿ってこられたであろう人生を表現したというM川くんこだわりの飾り箱ですが、とても喜んでいただけました。
祝い鶴は筆者も初めて見たのですが、しばらくは折らなくてもいいと思うほど難しいみたいです。
ということで、今回は認知症デイケアで行われた敬老会をご紹介しました。
こういう機会をもって利用者様に日頃の感謝をお伝えしつつ、今後も元気に過ごしていただけるよう、私たちもお手伝いさせていただきたいと思っております。
(文:Y平/写真:A立さん)
(写真・文:北広島メンタルクリニックスタッフ)